公善社のブログ

【トピックス】
 10月1日に行われた杭州アジア大会サッカー男子準々決勝の日本対北朝鮮戦をテレビでご覧になった方も多いと思います。2対1で日本が勝ちましたが、勝敗を抜きにして、世界中のサッカーファン、スポーツファンにとって大変後味の悪いゲームとなりました。
 この試合、サッカー素人にでもわかるような北朝鮮選手のラフプレーに対し、計6枚のイエローカードが出されました。レッドカードでもよいのではないかと思えるような危険なプレーも多々あったように思います。
 特に、水の補給にピッチに出向いた日本チームのスタッフから強引にボトルを奪い取ろうとし、躊躇したスタッフに殴りかかろうとした北朝鮮選手の姿には啞然としました。そして、ゲーム終了後、一部の北朝鮮選手が主審(北朝鮮チームに対して寛大すぎる判定をしていた!)をものすごい形相で威嚇し、追い回す姿には恐怖さえ感じました。
 試合後の記者会見で北朝鮮チームの監督は次のように述べています。「選手たちが少し興奮しすぎていたのは認めますが、これがサッカーです。サッカーの試合には対立はつきものです。私たちの行動は許容されるものだと思います」。
 スポーツマンシップやマナーを欠いたチームは国際試合に出場してほしくありません。北朝鮮チームにとって絶対負けられない事情があったのかもしれませんが、そのラフプレヤーや配慮を欠くコメントに世界中が不愉快な思いをしたはずです。この件だけでなく、他競技で見られた握手拒否、道具破壊、審判への抗議行動等も厳に慎んでほしいものです。
 度重なるラフプレーに冷静に対処し、勝利した日本チームには、心からの賞賛を送りたいと思います。10月5日記

【島根県の人口減に思う】
 9月27日、島根県から「人口が65万人を割った」という発表がありました。65万人という数字は東京都足立区の人口よりも少なく、「一票の格差」「合区」等の問題においてますます厳しい視線に晒されることになるでしょう。
 島根県の人口のピークは1955年、約93万人です。以降減少が続き、当時の約30%減となる現在に至ります。原因は少子化と若年層の県外転出にあるわけですが、今後この傾向が反転することはあり得ないでしょう。IターンUターンJターンの促進、外国人の定住促進、少子化対策に淡い期待がかかるものの、それらが人口減に歯止めをかけるものになるとは到底思えません。
 少子化に限って言えば「子育てしやすい社会環境をつくれば少子化は止まる」という考えをベースに少子化対策を作っているようでは、その効果は薄いと思います。この場で深掘りすることはできませんが、少子化の原因はもっと深いところにあるのではないでしょうか。これまで無条件で肯定されてきた「結婚」「子育て」さらには「家、国家、人類、地球の存続」に対する漠然とした違和感が日本社会を覆っているような気がします。
 そうであるなら、「なるようにしかならない」と腹を括り、人口減を前提とした対策を考えてゆくべきではないでしょうか。人口減が真っ先に直撃するのは労働の現場であり、「人手不足」というかたちとなって現れます。今後は、能力と意欲のある高齢者、扶養の枠に守られていた女性、志を持った外国人等に活躍してもらわなければなりません。
 そのためには、多様な労働の在り方を受け入れる仕組みづくりが必要だと思います。当社においても、多様な人材を受け入れる体制を整えようと努力している最中です。高齢者、女性、外国人が活躍できる環境をつくり出すことは自社のためでもあり、重要な社会貢献であると考えます。

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