公善社のブログ

お盆のエッセンス

【トピックス】
 8月6日に広島で、8月9日に長崎で平和記念式典が開催され、犠牲者を悼むとともに、非核と平和の誓いが新たにされました。当社においても各日の朝礼で黙祷を捧げました。8月11日記

【公善社情報】
 公善社のスタッフが一番忙しい時期はいつかを考えるに、八月前半ではないかと思います。葬儀件数が増えて繁忙を極めるのは一月ですが、八月前半には通常の業務と並行して初盆を迎えられるお客様のお手伝いをさせていただいており、スタッフのスケジュールがどうしてもタイトとなってしまうのです。
 お盆期間中でも、公善社に休みはありません。エッセンシャルワーカーとしての誇りを胸に、年中無休で対応させていただいております。

【お盆のエッセンス】
 丁度、投稿の時期がお盆と重なりましたので、お盆ネタで書かせていただきます。
 「お盆って何をするの?」と聞かれたらと、皆さんはどうお答えになるのでしょうか? Wikipedia風に答えるのもよいでしょうが、簡潔に言わせていただくなら、お盆のエッセンスは「ご先祖様を家に迎え、もてなし、送り出す」ということにあります。そして、その過程で、ご先祖様に感謝の思いを捧げ、家族親族の絆を再確認することが重要なのだと思います。
 お盆に登場する様々なアイテムは、「ご先祖様を家に迎え、もてなし、送り出す」という流れの中で意味を持つものです。
 キュウリの馬とナスの牛 ご先祖さまが家に帰って来る時のためにキュウリの馬を、家を出てゆく時のためにナスの牛を後述する精霊棚に飾ります。キュウリの馬には、「少しでも早く家に帰ってこられるように」という意味があり、ナスの牛には「ゆっくりと家から離れられるように」という意味があります。
 迎え火と送り火 ご先祖様が迷わずに家に帰られるように、13日の夕から夜にかけて家の門前などでオガラを燃やし、迎え火を焚きます。送り火はご先祖様を送り出すためのもので、15日または16日に焚かれます。
 盆提灯 ご先祖さまが家に帰ってくる際の目印となります。盆提灯に家紋を入れるのは、よその家と間違わないための配慮だそうです。また、お盆にホオズキが飾られるのは、その形が提灯に似ているからだそうです。
 精霊(しょうりょう)棚 仏壇の前や床の間に壇をつくり、様々なお供え物を飾ります。ご先祖様へのおもてなしです。
 盆踊り 諸説ありますが、ご先祖様が家族と一緒に楽しいひとときを過ごせるようにという意味があるそうです。
 墓参り ご先祖さまが眠っているお墓回りをきれいにして、感謝の気持ちを伝えます。
 宗派や地方によって多少の違いはあるでしょうが、基本的な考え方は上の通りだと思います。日本の古き良き習俗の一つであり、末永く続いてほしいと思います。
 ところで、8月15日は「終戦記念日」です。お盆は家族の大切さと共に、平和の尊さにも思いを馳せるよい機会です。コロナ禍三回目のお盆、世界中の人々が幸せであることを祈ります。

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