公善社のブログ

【公善社情報】
 7月3日、セレモール出雲にて接遇マナー研修(島根県葬祭業協同組合主催)が開催されました。講師は園山明生子(あきこ)さん。6月5日にも講師をお勤めいただきました。その際、お名前を「園山明子」と表記しておりましたので、謹んで訂正し、お詫びいたします。
 今回も、ご著書である『心の礼法 凛』『女性の値打ち』(ともに園山明生子事務所発行)をベースに、マナーについて様々なご教示をいただきました。当社のみならず、島根県葬祭業協同組合全体のレベルアップにつながるはずです。

【北別府投手の葬儀】
 6月16日に65歳で亡くなった北別府学氏(元広島東洋カープ投手)の葬儀が、同月19日に広島市で執り行われました。ご存じの方も多いとは思いますが、北別府氏は19年間カープに在籍し、通算213勝を記録した大投手です。2012年には野球殿堂入りを果たしています。
 北別府氏のような著名人が亡くなった場合、とりあえず親族で密葬し、後日告別式を執り行うケースが多いかと思います。しかし今回、北別府氏のご遺族は亡くなった後すぐに葬儀をし、後日の告別式をしないという選択をされました。
 葬儀を受注したのは広島市の玉泉院さん。フィールドをイメージした祭壇の設営、メモリアルコーナーの設置、供花の手配、諸演出の準備、ゲストの応対等々、通常の葬儀とは違うご苦労が多々あったことと思います。カープ球団や広島ホームテレビの手伝いもあったようですが、それにしても、実質二日間でこうした葬儀の準備するのは大変だったに違いありません。
 葬儀では、同時代にカープで活躍した大野豊氏(出雲市出身、2013年野球殿堂入り)が広島カープOB会会長として弔辞を読みました。2歳下の北別府氏に対する親しみと偉大なライバルへの敬意にあふれる素晴らしい弔辞でした。飾らない大野氏の人柄が、そのまま故人に届いたような気がします。
 また誰が人選したのか、出棺の際に霊柩車まで棺を担ったメンバーがスゴかったので、紹介しておきます(敬称略、年齢順)。達川光男、大野豊、山根和夫、長内孝、小林誠二、小早川毅彦、野村謙二郎、西山秀二、佐々岡真司、緒方耕市、前田智徳。個々の記録は割愛しますが、故人を含む投手陣5人の通算記録が606勝277セーブ、野手陣7人の通算記録が8981安打1081本塁打となります。
 ちなみに北別府氏が収められた棺の色はカープカラーの赤でした。もしかしたら、広島の葬儀屋さんはカープカラーの棺を常備しているのでしょうか?
 葬儀には約200人が参列したそうです。亡くなってからすぐの葬儀であり、駆け付けられなかった方も多いと思いますが、棺を担ったメンバーはもとより、多忙な方々がよくこれだけ集まったなという感じがします。北別府氏のご人徳の賜物であり、広島カープという球団の絆の強さのあらわれなのかもしれません。立派なお見送りであったと思います。

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