公善社のブログ

【トピックス】
 ガーシー参議院議員は結局帰国せず、一度も登院しないまま除名処分を受け、国会議員の身分を失いました。結局、政治家女子48党(旧NHK党)の集票に利用されただけなのでしょうか。むなしさだけが残ります。
 今回の騒動において、参議院は速やかにガーシー氏に除名処分を課しました。議会が内包する自浄装置が発動されたわけですが、民主主義の基本となるものは、やはり有権者の良識だと思います。4月9日投票の統一地方選挙では、良識から逸脱した投票行動がないことを祈ります。3月30日記

【エンジェルフライト】
 ドラマ『エンジェルフライト/国際霊柩送還士』(NHKエンタープライズ)全6話が、3月17日より、アマゾンプライムビデオにて配信されています。
 このドラマは、海外で亡くなった方のご遺体を母国のご遺族のもとへ送り届ける国際霊柩送還士の活躍を描いたものです。実際に国境を越えたご遺体の搬送を担っているエアハース・インターナショナル株式会社がモデルとなり、同社とともに全日本葬祭業協同組合連合会も製作に協力しています。
 さっそくエピソード1「マニラに散った夢」を視聴してみました。以下ネタバレとなりますので、ご注意ください。
 バイトテロをしでかしたことにより居場所を失った若者がフィリピン・マニラのスラム街で殺され、ご遺体が日本に送られることになりました。しかし、突如ご遺体が行方不明となり、ご遺体搬送を担う「エンジェルハース」は混乱に陥ります。エンジェルハースの社長である米倉涼子は新入社員で語学堪能な松本穂香とともにマニラに乗り込み、ご遺体の行方を追います。スラム街の仲間により手厚く保管されたご遺体を発見し、無事日本に連れて帰ることができました。
 この過程に、親子の葛藤やご遺体を扱う者の使命感等が織り込まれているわけですが、印象に残っているのは米倉涼子から発せられた次のような言葉でした。「ご遺体はモノじゃない」「死を扱うことは生を扱うこと」「(葬儀に携わる者の使命は)遺族にとことん悲しんでもらうこと」。また、新入社員の松本穂香は「人が死ぬとはどういうことなのか(その意味を)知りたくなった」とも語っています。
 エピソード2以降も、様々な国の葬儀事情を紹介しながら興味深いストーリーが展開されるようです。出演陣も豪華です。米倉、松本の他、遠藤憲一(エンジェルハース会長)、向井理(米倉の内縁の夫)、草刈民代(松本の母)、エンジェルハース社員として城田優、野呂佳代、矢本悠馬、徳井優が出演しています。
 最後に一つだけ言っておきます。
 エンジェルハースという会社はパワハラやセクハラがまかり通る会社として描かれており、「ヤクザ」「ふきだまり」といった表現も出てきます。確かに、かつての葬儀業界の雰囲気はそうだったのかもしれません。また、演出上必要な設定だったのかもしれません。しかしながら、今日において業界の雰囲気は大幅に改善されているはずです。視聴者が葬儀に携わる者に対してつまらない偏見を抱くことがないよう祈ります。

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