【トピックス】
10月25日、衆議院本会議にて野田佳彦元首相による安倍晋三元首相への追悼演説が行なわれました。先に執り行われた国葬における菅義偉元首相の弔辞も素晴らしかったのですが、今回の野田氏の追悼演説も感動的なものでした。
安倍氏の非業の死をテーマとした一大叙事詩を朗読するかのような、格調高い追悼演説であったと思います。その中には、悲運に見舞われたことへの哀れみ、長期間重責を果たしたことへの労い、そして同時代を共に歩んだことへの感謝等々、日本人として当たり前に抱くはずの感慨がバランスよく散りばめられていました。また野田氏にしか語れないエピソードも紹介され、多くの人が心を動かされたのではないでしょうか。
野田氏は松下政経塾出身であり、松下幸之助の影響を強く受けています。立憲民主党の重鎮でありながら国葬へも進んで参列しており、追悼演説に至る一連の振る舞いから、野田氏は日本の古き良き情緒や価値観を大切にする「保守派」であることがよくわかりました。松下政経塾出身者には自民党の高市早苗経済安全保障担当大臣もいます。
このお二人に較べても仕方ないのですが、同じ国会議員でありながら、SNS上で勝ち誇ったかのように国葬欠席を発信した方々には自分たちの行動を省みてほしいものです。例えば、安倍氏のご遺族の気持ちをどれほど傷つけるものであるか想像できなかったのでしょうか。10月27日記
【出雲市出身野球人の活躍】
10月20日にNPB(日本プロ野球機構)のドラフト会議が開催され、日本通運に所属する高野脩汰(たかの・しゅうた)投手が千葉ロッテマリーンズから4位指名を受けました。高野投手は現在24歳、183cmのサウスポー。高松小学校、浜山中学、出雲商業高校、関西大学を経て日本通運に入社しています。
甲子園出場はかないませんでしたが、関西大学(関西学生野球連盟所属)においては、2019年秋のリーグ戦でMVPとベストナインを獲得し、リーグ優勝に貢献しています。同年の明治神宮野球大会にも出場し、決勝まで進出しました。日本通運においては、2022年の都市対抗出場を果たしています。
出雲商業高校は野球殿堂入りを果たした大野豊氏の母校でもあり、同じサウスポーであることから、注目を浴びることになると思います。
また、大阪ガスに所属する橋本典之選手(23歳、大社中学→出雲高校→慶應義塾大学)はU23日本代表に選出され、先頃台湾で行われた第4回 WBSC U-23ワールドカップで優勝を飾りました。外野野手のサブとして活躍し、勝利に貢献しています。ご存じの方も多いと思いますが、橋本選手は出雲高校が甲子園初出場を果たした時のメンバーの一人です。
お二人の活躍に元気をいただきました。ますますの活躍を期待するとともに、遠く出雲の地から応援させていただきます。
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