【トピックス】
7月20日に開幕したサッカー女子ワールドカップ、この記事が投稿される頃には優勝チームが決まっているかもしれません。残念ながら、日本代表は準々決勝でスウェーデン代表に敗れました。
ジェンダー平等をうたう時代、もっと女子スポーツにも関心を持たなければならないと反省しつつ、日本代表の活躍を振り返ってみると、宮澤ひなた選手と藤野あおば選手の活躍が強く印象に残りました。選手スタッフの皆さん、ご苦労さまでした。8月17日記
【公善社情報】
お盆明けより、セレモール出雲・東館の営業を再開しております。7月7日の豪雨から約1月半、東館のご利用を希望されたお客様にはご迷惑をかけることになり、改めてお詫び申し上げます。
なお今後、降水量によっては東館の営業を停止させていただく場合がありますので、ご了承のほど宜しくお願いします。
【コロナ禍葬儀 最後の別れできず訴訟に】
「考える葬儀屋さん」のツイートで、次のニュースを知りました。「コロナ陽性の妻が死亡、「最後の別れ」かなえず火葬した業者を遺族が提訴…180万円賠償請求」(8月6日配信「読売新聞オンライン」)。
新型コロナウイルスに感染して5日後に老衰で亡くなった女性(昨年8月死亡/当時85歳)が火葬される際、女性の夫が「顔を見せてほしい」と求めたにもかかわらず、検討されずに拒まれたとして、夫ら遺族4人が筑紫農協(福岡県筑紫野市)に慰謝料など約180万円の損害賠償を求め、8月3日、福岡地裁に提訴しました。
「顔を見ることができる可能性を検討せず、最後の別れという遺族にとって重要な権利を侵害した」というのが遺族側の主張です。そして、その権利を侵害した主体(被告)を、国、福岡県、筑紫野市、火葬を執行した火葬場「筑紫野苑」ではなく、葬儀業者である「筑紫農協」としています。
火葬される際、具体的にどのようなやりとりがあったのかは明らかにされていませんが、筑紫農協も、おそらく県や市から示されたガイドラインに沿って火葬までの業務を執り行っただけであり、被告とされたことに困惑しているのではないでしょうか。コロナ禍の最中、感染防止を最優先事項の置き、ガイドラインから外れる遺族のお願いを拒んだとしても、非難の対象とはならないように思うのですが・・・。
もちろん、最後のお別れを十分にすることができなかったご遺族の無念さはよくわかります。また、その心の痛みを糧とし、次のパンデミックでどうすればよいのか検討してゆかなければなりません。この点は重々承知した上で言わせていただくなら、今回のようなケースで葬儀業者に過失を押し付けるのは酷であるように思います。
どのような判決が出されるかわかりませんが、今回の裁判においては、①「最後の別れという遺族にとって重要な権利」をどのように扱うのか、②権利を侵害したとされる葬儀業者の過失とはどのようなものであったか、この二点に注目したいと思います。
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