【公善社情報】
6月5日(月)、『心の礼法』(日本繊維新聞社)の著者である園山明子さんを招き、接遇マナー講習会を開催しました。過去にも何度か園山さんからレクチャーを受けておりますが、毎回アップデイトされた話題をご提供いただき、心新たにして礼法を学ぶことができます。
【田村淳氏 全葬連フューネラルアンバサダーに就任】
5月12日、全日本葬祭業協同組合連合会(全葬連)は、タレントの田村淳氏が「全葬連フューネラルアンバサダー」に就任したことを公表しました。「フューネラル」とは「葬儀」を意味します。そして「アンバサダー」とは通常外交における「大使」等を意味しますが、田村氏の場合は「広報担当」や「イメージキャラクター」という意味に解釈すればよいと思います。
田村氏は、コロナ禍の2020年8月に、母・久仁子さんの葬儀を経験されました。これを機として、葬儀に対する見識を深められるとともに、死生観を新たにされたようです。詳しくは、全葬連のホームページに掲載されていますので、興味のある方はクリックしてみてください。
ところで、田村氏はタレント活動と並行して、慶應義塾大学大学院でメディアデザインを学び、修士号を取得されました。大学を卒業していないタレントさんやスポーツ選手が早慶の大学院で学ぶことに対しては、やっかみ半分で「学歴ロンダリング」と批判の目を向ける人もいます。しかしながら、各分野で実績を残した方々が自身の経験をアカデミックに捉え直そうとすることは学術的にも貴重なことであり、それぞれの専門分野へのフィードバックも大いに期待されます。
田村氏の発信力も、世相への見識も、大学院で学ぶことを通じて高められたはずです。氏の葬儀へのまなざしが、葬儀業界にとってプラス作用することを願って止みません。特に若者が、職業選択の際、葬儀業界に注目してくれるなら幸いです。
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