公善社のブログ

【トピックス】
 8月3日~6日に北海道帯広市で開催されたインターハイ剣道競技において、大社高校が男子団体戦で3位入賞、波多野準也選手(大社高校3年)が男子個人戦で3位入賞を果たしました。記憶する限りでは、2004年に地元カミアリーナで開催されたインターハイ以来の好成績だと思います。
 大社高校剣道部は、男女ともに半世紀以上にわたってインターハイ島根県代表の座をほぼ独占しています。同校には体育科があるため、県内の優秀な選手が集まりやすい環境にあるとはいえ、これほど長きにわたってトップ校の地位を維持することは至難の業です。まさに関係者の努力の賜物であると思います。
 多くの卒業生が競技を継続し、大学生、社会人剣士として活躍します。卒業生の活躍が現役部員の成長に大きな刺激となるでしょうし、実際に卒業生の指導を受ける機会も多いと思います。代々の指導陣も同校OBであり、ゆるぎない「伝統」を感じさせる素晴らしいクラブだと思います。ますますのご活躍を期待します。8月10日記

【映画『東小学校』】
 出雲市立東小学校(出雲市鹿園寺町)は2021年3月をもって廃校となりました。廃校を機に、同校OBである映画監督・堀内博志さんと撮影監督・原俊介さんを中心に映画『東小学校』が製作され、7月28日、T・ジョイ出雲で公開されました。
 ここ最近旧平田市内の小中学校の統廃合が急ピッチで進められていますが、廃校となった学校も含めて、公善社のスタッフは旧平田市内の小中学校のほとんどに足を運んでいます。なぜなら、毎月「平田掃除に学ぶ会」に参加し、各校のトイレを掃除させていただいたからです。もちろん、東小学校にも足を運んでいます。そうしたご縁もあり、映画『東小学校』を観にゆきました。以下ネタバレにご注意ください。
 「東小学校の思い出を映画にする」「住民参加で映画をつくる」というお題を与えられた映画監督が、本作品の主人公です。そして、主人公が「何をどう撮ればよいのか?」と苦悩する姿を本作は描いています。果たして、その苦悩は解決されたのか? されなかったのか? 判断は観た人に委ねられますが、もし最初からこのプロットを用意して映画製作の話が進められていたとするなら、相当肝のすわったプロデュースであると言えます。製作側にそのつもりがあるかどうかはわかりませんが、率直に言って商業ベースに乗せるのは難しい作品であるような気がします。
 しかしながら、ボランティアで出演した方々(特に子供たち)の純粋無垢な演技には心が洗われました。また、宍道湖をはじめ東小学校を取り巻く豊かな自然環境が美しく撮影されていました。島根県に縁のある役者さんが多数出演し、地元企業の協賛もありました。その意味で、本作品は東小学校へのレクイエムとなったのかもしれません。ロゴやポスターも素敵です。

関連記事

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

CAPTCHA

PAGE TOP