公善社のブログ

【トピックス】
 6月8日の新聞報道によると、2022年度の生活保護申請が21年度から6.9%増加したそうです。3年連続の増加であり、コロナ禍と物価高が影響しているようです。
 葬儀業界も生活保護制度とは無縁ではありません。生活保護制度においては生活扶助以外にも、住宅扶助、教育扶助、医療扶助、介護扶助、出産扶助、生業扶助、葬祭扶助等があり、生活保護受給者が喪主となる場合には葬祭扶助が行なわれます。
 生活保護制度は高齢、病気等で本当に困っている人々の生活を支えるために必要なものだと思いますが、私たちが関わっている葬祭扶助の在り方についても疑問を感じる部分があります。膨らむ一方の生活保護費、ワーキングプア層の不公平感・・・本当に保護を必要とする人が気兼ねなく受給できるよう、制度の洗い直しが必要なのではないでしょうか。6月22日記

【一畑百貨店が閉店へ】
 6月13日、一畑百貨店(松江市朝日町)が来年1月14日をもって閉店するとの報道がありました。同店は、一畑電鉄を中心とする一畑グループの「顔」と言える存在だったと思いますが、長期にわたり経営不振が続いていたようです。今後、同グループは交通と観光を軸に事業を展開するそうです。
 かつて出雲市においても、現在ツインリーブスホテルが建っている場所に一畑百貨店(出雲店)があり、周辺商店街と共に多くの人でにぎわいました。昭和の高度経済成長期に一畑電鉄とともに栄えたお店であり、50歳以上の人なら、殿町にあった松江店と共に様々な思い出をお持ちのはずです。個人的には、当時最上階にあった食堂の風景が強く印象に残っています。
 当社においては、香典返しの品で一畑百貨店さんとの間に長期にわたるお付き合いがあります。有力商品の一つではありますが、このままなくなってしまうのでしょうか? 特にご高齢の方に対しては、一畑百貨店の包装紙のブランド力は、いまだ健在であるように思います。
 一畑百貨店と一畑パークは、昭和の後半において、庶民の生活を物心両面で豊かにしてくれる存在でした。一畑百貨店の閉店によって、「昭和」という時代は更に遠いものとなるでしょう。これまでの地域経済へのご貢献に敬意を表し、感謝いたします。

関連記事

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

CAPTCHA

PAGE TOP