ゴールデンウィークに突入しましたが、県内の感染者も増加中。G(ガマンの)Weekとなりそうです。先日内覧会を開催しました家族葬ホール「ゆずりは」(出雲市塩冶町1155)の営業を開始しております。ご利用についてのお問い合わせは、公善社までお願いします。
ところで、先日お手伝いさせていただいたご葬儀において、耳の不自由な方が喪主をお務めになりました。搬送依頼に始まり、関係者との打ち合わせ、納棺、通夜、火葬、葬儀、納骨、町内会への御挨拶に至るまで、立派に喪主としての役目を果たされたと担当者から聞いています。本当にご苦労様でした。
喪主様ご自身の葬儀に対するしっかりとした見識とご家族やご親戚のサポートがあったにせよ、葬儀の各局面でクリアしなければならないハードルは幾つかあります。そこで強力な助っ人?として登場するのが、出雲市から派遣される手話通訳者です。大事な局面においては音声を聞き取れない喪主様に寄り添い、手話で外部からの情報を逐一伝えられます。私たち葬儀をお手伝いさせていただく者にとっても、喪主様のご意向を正確に伝えていただけるありがたい存在でした。
出雲市は平成18年から「手話通訳者等派遣事業」を行なっており、耳の不自由な方の希望に応じて、冠婚葬祭、医療機関の受診、講演会・研修会、重要な契約等の場に手話通訳者を派遣しています。写真は、今回の葬儀開式前のアナウンスを喪主様に通訳されている様子です(ご本人より掲載許可をいただきました)。また平成29年には、手話は言語であるとの理解のもと「出雲市手話の普及の推進に関する条例」が制定され、手話による意思疎通を円滑に行うことのできる環境づくりが推進されているところです。
喪主様はじめご遺族様へのねぎらいと手話通訳者の皆様への感謝をつづるとともに、出雲市の取り組みを少しだけ紹介させていただきました。
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