【トピックス】
統一地方選挙前半戦が終わり、ここ出雲では桜の季節も幕を閉じました。遅くなりましたが、桜満開の写真を表紙に掲載しておきます。
3月28日、音楽家の坂本龍一さんが71歳で亡くなりました。スタジオミュージシャンとしての活躍、YMOでの活動、映画『戦場のメリークリスマス』での熱演と音楽担当、ベルナルド・ベルトリッチ東洋三部作での音楽担当が印象に残っています。
亡くなる直前まで、己の信じる道を臆することなく歩まれたように思います。坂本さんの奥様であった矢野顕子さんがSNS上で送った追悼の言葉に、思わず目頭が熱くなりました。4月13日記
【香典返しの変化】
香典返し(葬儀の際に香典を持ってきた人に無差別に渡される「香典返し」)として選択される商品には、コンパクトで持ち運びし易く、比較的長期の在庫に耐え得るという条件がつきます。その条件の中で商品としてピックアップされるわけですが、どのような商品がお客様に選ばれているのか、昨年(令和4年/2022年)と十年前(平成24年/2012年)を比較してみました。
なお、売上ベースで比較すると、香典をたくさんもらわれる葬家が選んだ商品が上位に来ることになるので、その商品を選んだ葬家の数で順位をつけてみました。なお、具体的な数値は割愛させていただきます。
平成24年
1位 お茶
2位 金封
3位 金封+タオル(風呂敷、筆記具)
4位 金封+お茶
この時代の絶対王者は「お茶」です。「金封+お茶」を加えると、半分以上の葬家がお茶を選んでいます。出雲のお茶文化健在といったところでしょうか。
令和4年
1位 コーヒー
2位 金封+お茶
3位 タオル
4位 金封
5位 お茶
昨年(令和4年)のトップは「コーヒー」でした。「タオル」「金封」が健闘していますが、お茶の需要は十年前に比べると、かなり減少しています。十年前には半分以上の葬家に選ばれていた「お茶」「お茶+金封」が、全体の25%以下に下落しています。
協力業者さんも含めた企業努力で商品のバリュエーションが増えたことにも起因していますが、出雲市におけるお茶の需要が減少していることも想像できます。出雲市単体でのデータはありませんが、全国のお茶の消費量は漸減している状況です。和菓子も含めた出雲のお茶文化は大切にすべきものだと思いますが、逆風が吹いている状況なのでしょう。
香典返しを何するか? もしかしたら葬家が一番頭を悩ませる問題の一つかもしれません。参考になるかどうかわかりませんが、トレンドの一端を紹介しておきました。
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