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頼れる親族がいない!死後の後始末①

【トピックス】
 本年4月に、山口県阿武町が新型コロナウイルス対策関連給付金(463世帯対象/総額4630万円)を、誤って田口翔容疑者(24歳)の口座に全額振り込むという事件が発生しました。
 町が返還を求めたところ、田口容疑者は返還を拒み、そのまま行方不明となります。5月12日には、阿武町が返還を求める訴えを山口地裁に提出。16日には容疑者の代理人である弁護士が記者会見し、給付金は全額使い込まれ、返還が難しいことを明らかにしましたが、18日夜、田口容疑者は電子計算機使用詐欺の疑いで警察に逮捕されました。
 田口容疑者は全額オンライン・カジノで消尽したとのことですが、まさに倫理や公徳心の欠片もない行為です。人心もここまで堕ちると、怒りを通り越して哀しみを覚えます。法律上は、誤振込された金銭の返還を拒むこと、使い込んだ後の弁済を拒むことも可能なのかもしれません。また、自己破産という逃げ道があるのかもしれません。しかし、田口容疑者が消尽したお金の原資は税金です。まずお金の流れをはっきりさせた上で、ぜひとも国民的レベルでこの行為を非難し、容疑者に全額弁済させるようにしてもらいたいものです。5月19日記

【公善社情報】
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【頼れる親族がいない!死後の後始末①】
 伝聞で恐縮です。知人が、ある高齢者(女性)から相談を受けました。「夫も両親もすでに死亡、子も孫もいない。姉と甥姪がいるが、疎遠にしている。もし突然自分が亡くなったら、誰が死後の後始末をしてくれるのか?」。要約すれば、そのような相談であったようですが、相談者が言う「死後の後始末」にはどのような意味が込められているのか、また何を不安に思い相談しようと思ったのかを想像すると、簡単な問題ではないように思われます。
 例えば、相談者が突然家で倒れ、そのまま亡くなったとします。数日して近所の人が気づき、警察に通報して死亡が確認されたとしましょう。警察はまず相談者の姉や甥姪に連絡を取るはずです。住所録などなくとも、警察は探し出すと思います。
 姉や甥姪との関係は疎遠ですが、絶縁しているわけではないので、遺体の引き取りを拒否することはないでしょう(拒否することもできます)。警察からの遺体の引き取りを姉や甥姪が葬儀社に依頼することになります。その後、どのような葬儀をするかは分かりませんが、姉や甥姪は少なくとも火葬・埋葬までは関わることになるでしょう。死亡届と火葬許可申請は姉や甥姪がすることになります。仮に、姉や甥姪が遺体引き取りを拒否した場合は、市町村が火葬・埋葬することになるはずです。
 次に、相続。法定相続人は姉となります。姉が亡くなっていたら甥姪が代襲相続します。相続財産の内容によって相続したり、相続放棄したりすることになるでしょう。疎遠であったぶん、相続財産を把握することは大変だと思いますが、特に問題は発生しないと思います。仮に遺体の引き取りを拒否したとしても、相続は発生します。ただし、第三者に遺贈するとの遺言がある場合、姉に遺留分はありませんので注意が必要です。また、公的保険や年金等の死亡後の事務処理も姉がすることになるでしょう。
 相談者が置かれた環境を前提に「死後の後始末」を平たく説明すれば、上のようになります。しかし、これで相談者の不安は解消されるのでしょうか? 想像にすぎないのですが、相談者は、葬儀についても、相続についても、もっと具体的で建設的な見通しがほしいのだと思います。そのためには何が必要になってくるのでしょうか? 次回のブログで考察したいと思います。

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