島根県においても、じわじわと感染が拡大し、油断できない状況になってきています。感染者情報の公開についてはいろいろと忖度しなければならないことがあるのでしょうが、感染防止対策のために、人権侵害にならない範囲でなるべく多くの情報を公開してもらいたいと思います。
ところで今回は、葬儀業界の専門誌について紹介しようと思います。現在以下の2誌が発行されています。
月刊『フューネラルビジネス』(総合ユニコム)
約70頁の葬儀に特化した月刊誌であり、取材と寄稿によるオリジナルな情報を提供しています。各地セレブの葬儀詳報、新規葬祭会館紹介、経営者インタビュー、法制度の解説等、参考になる記事が多々あります。
お値段は一冊4,070円(年間購読料は39,820円)です。高いと思われるでしょうか? 広告を取りにくい媒体でもありながら、毎月クオリティの高い情報を提供していることを思えば、妥当な値段ではないかと思います。
月刊『仏事』(鎌倉新書)
葬儀に関する記事とともに、墓石や仏壇仏具に関する記事が充実しています。名前が示す通りに仏教色が強い専門誌であり、年間購読料は16,500円です。
鎌倉新書はWEBサイトの運営にも力を入れており、「いい葬儀」「いいお墓」「いい仏壇」等の供養や終活に関するポータルサイトを起点としたビジネスも展開しています。
現在、この2誌以外に購読可能な葬儀の専門誌はないと思っていますが、他にあるのでしょうか? 御存じの方がいらしたら、ぜひ教えてください。
実は月刊『SOGI』(表現文化社)という素晴らしい専門誌もあったのですが、残念なことに2016年8月をもって休刊となり、復活は見込めない状況です。碑文谷創(ひもんや・はじめ)さんという葬送ジャーナリストにより編集されていた当誌は、葬儀の文化的側面に光を当てることにより、私たち葬祭業者に多大なる影響を与えました。
なお、碑文谷さんが著した『葬儀概論』(表現文化社/1996年)は、葬儀というものを総合的かつ体系的に解説した唯一の本です。私たちが葬祭ディレクター技能審査試験を受験する上で必須となる教科書であり、葬祭ディレクター技能審査協会を通じて購入することもできます。興味のある方は当協会のホームページをのぞいてみてください。
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