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コロナ禍この一年を振り返る

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 ところで、緊急事態宣言の只中においても感染拡大は一向に収まる気配がありません。昨年の今頃も緊急事態宣言下にありました。今回、この一年を少しだけ振り返ってみたいと思います。

【感染者ゼロ】
 昨年の3月~5月、当社においても様々な感染防止対策に着手し、今日の感染防止対策の基礎がつくられました。幸いにも今日まで当社施行の葬儀を介しての感染は一例たりとも発生しておりません。ひとえにご遺族ご親族の皆様、会葬された皆様、宗教者の皆様、取引企業の皆様のご協力のおかげと、深く感謝いたします。

【死亡者ゼロ】
 昨年の今頃は、もし出雲市で感染者が死亡したらどうすればよいのかを行政と盛んに議論していました。幸いにも今日まで島根県において感染者の死亡はなく、このまま杞憂に終わればよいなと思っているところです。感染拡大地域における葬儀においては、初期のような厳戒態勢は緩和されたようですが、依然として様々な制限が課せられるようです。

【葬儀における変化】
 まず、ここ出雲市において式前(後)焼香が定着したことは周知のことと思います。今後しばらくは、このスタイルが継続されるでしょう。
 そして、当社で施行させていただいた葬儀に限って言えば、思い出コーナーの設置を希望されるお客様が明らかに増えています。一般会葬の方々は、開式前に来場し、受付を済ませ、ご遺族に挨拶をし、焼香した後すぐに葬儀場から退出することになります。所用時間は約10分。そうした状況において、ゆかりの品や写真等々を展示することで、少しでも故人を偲んでもらいたいというお気持ちなのだと思います。
 また、出雲地方は骨葬(火葬後に葬儀)が主流という稀有な地域ですが、近年は生葬(葬儀後に火葬)の割合も増えています。コロナ禍において変化があったかどうか調べたところ、2019年1月~2020年2月(コロナ前13カ月)の生葬の割合が30.8%、2020年3月~2021年4月(コロナ以後13カ月)の割合は32.6%です(当社施行の葬儀)。微増…コロナ禍と相関関係はないようです。

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