公善社のブログ

島根の未来を担う若者たち

【トピックス】
 7月26日、加藤智大死刑囚(2008年の秋葉原無差別殺傷事件の犯人)の死刑が執行されました。ところで、最近「無敵の人」という言葉をよく耳にします。家族、財産、社会的地位等々を持たず、いわば「捨てるものが何もない」状態にあり、反社会的行為を思いとどまらせるようなものがない人のことを指すようです。加藤死刑囚も、安倍元首相を銃撃した山上容疑者も「無敵の人」に当てはまるのかもしれません。
 彼ら以外にも、社会的孤立、経済的困窮を抱えている人々はたくさんいるはずですが、そうした人の殆どは倫理や道徳の力によって内なる反社会的感情を抑え、立派に社会人としての生活を送っています。彼らが「無敵の人」となる前に、援助の手を差し伸べ、包摂するような社会をつくってゆきたいものです。国には、迅速かつ効果的な「無敵の人」対策を望みます。7月28日記

【公善社情報】
 山陰中新報社が企画・発行している『4U35 SHIMANE』という小冊子があります。これからの島根を担う若者を応援するプロジェクトの一環として当冊子は発行されているようです。「4U=for you」「U35=Under35」という意味であり、島根県で活躍する35歳以下の若者が紹介されています。冊子ならびにプロジェクトについて知りたい方は、こちらにアクセスしてみて下さい。
 7月22日の『山陰中央新報』と共に配布された『4U35 SHIMANE』№2において、当社の中村流輝哉(るきや)を取り上げていただきました。彼のおばあ様の葬儀を当社が施行した縁で、高校卒業後、公善社に入社してくれました。そして四年目となる今年、葬儀受注者として独り立ちしようとしています。
 中村は、当冊子において「私が大切にしているのは、真心を持ってお客様の声に耳を傾けること」と語っています。どうやら、お客様の言葉の向こうにある「こころ」を感受しようとする姿勢を、彼はこの三年の間で培ったようです。目先の知識やスキルよりも人間力を磨くことに重点を置く当社の社員教育の賜物であり、彼の成長を心から嬉しく思う次第です。
 当冊子を通じて、島根県内の多くの事業所で若者が生き生きと働いている姿を知り、明るい気分になりました。

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