公善社のブログ

ところ変わればやり方も変わる

みなさんこんにちは

春になって様々な色が増えてきましたね

私の近所でも菜の花とたんぽぽの黄色が鮮やかです

 

さて今日は出雲以外の葬儀の風習について紹介しようと思います

私も岡山、京都と葬儀をさせてもらっていました

どちらの地域も出棺のときに故人様の使っていた茶碗を割りました

霊柩車が出発すると同時に茶碗を割ることで、迷って戻ってこないようにという意味合いがあります

岡山では更に霊柩車に乗せる前に棺をぐるりと一回転させてのせていました

これも戻ってこれなくするためだと聞いています

出雲では故人様の枕元にお茶の葉を入れますが、京都ではお茶の葉ではなく

樒を入れていました。これは樒に魔除けと消臭の力があると言われてきたからです

樒の葉と実には毒があります。これを獣は非常に嫌いました

まだ土葬が盛んだったころにはご遺体が掘り返されないように墓地のいたるところに樒が植えられたそうです

この獣除けが転じて、魔除けとして棺の中に入れるようになったということです

あまり出雲ではみませんよね?

岡山では葬儀の前に巻きずしを食べます

立飯(たちは)と呼ばれるもので助六寿司になります。これを遺族、親族、町内の方がみんな食べる風習があります

49日の間も一日1つずつ小さい団子を作り、49個最終的に作ります

 

同じ中国地方でも結構な違いがありますよね

葬儀は地域によって違いが多くあります。自分の住んでいるところのやり方が全てではありません

その土地の風習にそってすることも大切なことかもしれませんね

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